【お住まい探しのお役立ち情報】☆第1回☆
今回は、お住まい探しをされているお客様であれば、お聞きになられた事があると思うのですが、『建築条件付売地』についてフォーカスしたいと思います。
そもそも『建築条件売地』とは何なのか?
条件という言葉が付くと、何かデメリットがあるのかなぁ、と心配になってしまう、というご意見もしばしばお聞きします。
そこで、『建築条件売地』について、簡単に解説をしたいと思います。
『建築条件付売地』 → 簡単に申し上げると、新築分譲住宅(建売住宅)になる前の物件です。
土地部分 ○○万円 建物部分 ○○万円 というふうに、土地と建物が分離されて価格表記されます。
では、条件付という表現について、
建築してもらう業者(工務店)が決まっているという意味合いになります。
新築住宅などを建築、販売している不動産業者は、①建築用地を仕入れて(買い取って)、②その土地をきれいな更地にして、③役所に建築の申請をして、④建築の許可を得て、⑤建築をスタート 新築住宅のプロジェクトを進めていきます。
『建築条件付売地』は上記の①~③の段階で販売活動を進めている物件になります。
④以降は、法律上『新築分譲住宅』として広告、販売が可能になります。
では、『建築条件付売地』のメリットはどんなものがあるのでしょうか。
【建築条件付売地のメリット】
※間取りを自由に変更することが出来る物件もあります。
※内装の仕様や設備を変更したり、色などもある程度自由に選べたりします。
※建売住宅並みの価格で、物件を購入できる
※注文建築感覚で、建物をカスタマイズできる
などなどのメリットがあります。
次に『建築条件付売地』のデメリットについて
【建築条件売地のデメリット】
※現場がまだ更地なので、どんな建物になるのかが想像しづらい。
→完成した新築を何件も見学したり、ネット等で情報収集するなど
※建物をある程度カスタマイズできるため、オプション費用などが発生する可能性がある。→経験上、皆様平均で2~300万円程度は結果的にオプション費用が発生しています。住みやすい良い家への投資と考えて、オプションは検討するのが良いと思います。
※すぐに住めない。新築住宅と違い、建築条件付売地の場合は、建築期間などもありますので、すぐに入居は出来ません。
以上、『建築条件付売地』のメリットとデメリットを大きく分けてみました。
コストのバランスを取りながら、ご自身の理想に近い、建物を建築したい、というお客様には、建築条件付売地はおすすめです。
但し、この場合の建築業者は、建売住宅をメインに建築している建築業者のため、標準仕様だと、さほどグレードが高くありません。
建売業者さんの建物グレードにもそれぞれ差があります。
※このあたりは、物件によって、グレード差や対応の良さ、専門性の高さなどは違ってきますので、個別に担当の営業マンにご確認いただくと良いでしょう。
最後に『建築条件なし売地』『売地(建築条件はありません)』となっている物件にも触れておきたいと思います。
簡単にご説明させていただくと、建築業者を自由に選べる『売土地』ということになります。
CMや広告などで誰でもお聞きになったことのあるような超大手工務店さんなどでも建築することが出来ます。
建築する工務店さんが決まっている場合は、『建築条件なし売地』が断然おススメです。
『建築条件付売地』よりはコストは高く付きますので、ご予算配分にも注意しながら、ご検討されるのが良いと思います。
今回は『建築条件付売地』について取り上げさせていただきました。
皆様が気になる情報を定期的にアップしてまいりますので、どうぞ、よろしくお願い申しあげます。