【中野区】不動産買取を選ぶべき戸建ての特徴と業者の選び方

戸建て住宅の不動産買取相場

戸建て住宅の不動産買取をしてもらう際には、不動産会社の査定を受けることで買取価格が決まります。買い取る側の不動産会社が査定を行うので、「もう少し高い価格にならないのかな」と思うこともあるかもしれません。

実は戸建て買取相場は、中野区の同じエリアにある仲介での売却相場を参考にして推測することができます。

買取の相場は仲介による売却とどのくらい違う？

戸建て住宅を不動産仲介で売却した価格に比べて、不動産会社に買取を依頼した場合は3割程度安い価格になります。つまり、仲介なら2,000万円で売却できる戸建て住宅は、その7割の1,400万円程度で買取になるのです。

築年数との関係は？

一般的に新築から10年の間に、不動産の取引価格は半分程度まで下落します。建ててから10年経過していない物件の売却を考えていながら1～2年迷っていると、家の価値がぐんと下がってしまうのです。さらに10年を過ぎ15年が経過すると、新築の物件を売却する場合の3割程度の価格になってしまいます。

この相場感で計算すると、新築した年に仲介で売却すれば5,000万円の物件となり、買取を依頼すれば3,500万円、10年後になると仲介なら2,500万円、買取なら1750万円が相場になります。

建ててから15年後になると仲介なら1,500万円、買取では1,050万円になってしまうのです。

中野区の戸建て住宅買取相場はどのくらい？

中野区の築5年以内の戸建て住宅は、住宅の状況にもよりますが5,500～7,500万円で取引されています。坪単価は220万円前後で、建物面積100平方メートルだと6,600万円程度です。仲介ではなく買取で売却する場合には、この7割の4,620万円が買取価格の相場だと考えられます。

不動産買取を選ぶべき不動産の特徴

中野区で戸建て住宅を売却する際に、売却価格が安くなってしまう不動産会社の買取ではなく、不動産会社に仲介に入ってもらう方法を選ぶ方が多いのが現実です。とはいえ、買取を選んだほうがよい場合もあります。

建ててから10年以上が経過している物件

戸建て住宅は10年程度経過すると、次々と修繕が必要になってきます。仲介による戸建て住宅の売却では契約不適合責任といって、売り手側が建物の不具合などを把握して、買い手に契約前に報告する義務を負っています。これを怠ると契約不適合責任を問われてしまうことがあるので、注意が必要です。

しかし、不動産買取は買い手が不動産会社であることから、この契約不適合責任が免責されます。不動産売却後のトラブルに巻き込まれるおそれが少ないため、不具合が多くなればなるほど買取での売却がおすすめです。

現在の建築関係の法律や条例に適合していない物件

戸建て住宅を新築した際にはすべての法律に適合していた物件でも、その後法律や条例の改正があり、現在の法律や条例の制限を満たしていないものも少なくありません。

このような物件は、建て直すことを求められることはありません。ですが、建て替えや増築の際には法律を満たさなければならないので、既存不適格建築物の場合は、仲介ではなかなか売れないでしょう。しかし不動産会社であれば、買取を検討してもらえます。

早く、楽に、周囲の人に知られずに売却したい方

買取は不動産会社と売り手の2者間での調整なので、レインズへの登録もせず、広告を出す必要もありません。周囲に知られずに楽に早く売却したいという方に向いている方法だと言えるでしょう。

相続した物件の売却や転勤・離婚などなるべく早く不動産売却を済ませてしまいたい方にとって、買取はおすすめの方法です。

買い取ってもらう方法や中野区における土地の買取相場

戸建て住宅に比べると見えない瑕疵が少なく、築年数による価格低下を気にしなくてもいいのが土地という不動産の特徴です。では、中野区において土地の買取はどのように行われ、その相場はどのくらいなのでしょうか。

土地の買取の方法は？

戸建て住宅やマンションの買取は比較的ポピュラーですが、土地を買取してくれるかどうかは不動産会社によって異なります。不動産会社の得意分野により、買い取りたい土地の形態が違うからです。

アパート経営やマンションの分譲、あるいは宅地分譲が得意なのか、それとも戸建て住宅を建てて販売するのが得意なのかといった事情によって、買取できるかどうかだけではなく、価格も変わってくるのが実情です。

不動産会社に査定を依頼して、納得できる価格が提示されれば、引き渡しの条件をすり合わせます。そして不動産会社と売買契約を締結し、売却代金を受け取って土地を引き渡せば買取は完了です。

相場はどのくらい？

中野区の土地買取価格の相場は、同じエリアにある土地の取引価格相場の8割程度とされています。中野区の土地売り出し価格の平均は、坪単価200万円弱なので、買取での売却の場合、坪単価150万円程度が相場だと言えるでしょう。

もちろん、駅からの距離や中野区のどのエリアなのかといった点も買取価格に影響します。また、新たに戸建て住宅を建てることが可能な環境なのか、マンション建築も可能なのかといった要素によっても買取価格の相場は異なってくるでしょう。

買取が向いている土地は？

土地によっては、新たに戸建て住宅を建てることができないケースがあるので注意が必要です。このような土地は、仲介の形態で買主を探してもなかなか見つかるものではありません。そこで、不動産会社による買取を検討するのがおすすめです。

また、築25年を経過した戸建て住宅を土地として買い取ってもらう選択肢もあります。上物（戸建て）の価格をゼロとみなして、土地だけの評価額で買い取ってもらう方法です。

不動産買取業者を選ぶポイント

不動産仲介と同様に、不動産買取でも希望を実現してくれる不動産会社を選ぶことが大切です。

不動産査定は複数の会社に依頼

不動産会社に土地の買取を依頼する際には、複数の不動産会社に査定を依頼しましょう。仲介と異なり、買主となる不動産会社が自分で査定して買取価格を決めるので、業者によって100万円以上査定価格が異なることもあるからです。

複数の不動産会社に足を運ぶのは大変、あるいは複数の会社に依頼していることがわかったら気まずくなるかも、と感じている場合は、不動産買取専門の一括サイトを利用してみるのも一つの方法です。

一括査定で相場感をつかんでから複数の不動産会社に査定してもらい、査定額の高い業者を選べばより希望通りに不動産売却を進められます。

話をよく聞いてくれる業者を選ぶ

中野区に土地がある場合、エリアや形状によっては想定売却価格より安くなったというケースは少なくありません。買取査定の結果だけでなく、売主側の話を聞いてくれる不動産会社なら、近隣地域の魅力などをアピールして買取価格をアップしてもらえる可能性もあります。

想定していた価格と同程度の場合、その土地のロケーションなどの魅力が伝わっていないと感じるなら、再度価格交渉してみる価値はあるでしょう。

不動産買取の実績を確認しよう

不動産買取の実績は、その業者のホームページなどを閲覧すれば確認できます。買取実績の少ない業者の場合、掲載していないこともありますが、実績が多く買取に自信がある業者なら、不動産買取の累計や成約数、買取価格などを掲載していることがほとんどです。不動産買取の実績が多い業者に依頼すれば、納得できる査定結果が出てくる可能性が高くなると言えるでしょう。